KSTAC|慶応理工学部体育会山岳部

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活動理念:Science & Adventure

SCIENCE & ADVENTURE

Scienceとは、容易に立ち入ることができない山岳地帯での放射線汚染度や、温室効果ガスの放出量など、具体的数量の研究がほとんどされていない対象に対し、他に先駆けて調査を行うことです。

Adventureとは、そういった未知なるものに好奇心を持って取り組み、また、部員それぞれが責任をもって自主的に計画し、果敢に登山活動にも挑戦していくことです。

KSTACはただ山に登るだけではなく、この2つを組み合わせたScience & Adventureの精神をモットーに意欲的な活動をしています。

福島県吾妻連峰での放射線計測プロジェクト

RADIATION MEASUREMENT

慶應大学理工学部山岳部では、福島県吾妻連峰が「安全な山」であることを周知するために、「慶應吾妻山荘」をベースキャンプとして、吾妻連峰における放射線レベルの価を系統的に計測、科学的に分析し、公表することを計画しています。

吾妻連峰は福島市の西に広がる山塊で、磐梯朝日国立公園の一部を構成しています。2011年3月におきた福島第一原子力発電所における水素爆発によって、空中に飛散した放射性物質が、雨と共に吾妻連峰にも降下しました。安全なのですが、風評被害も伴って、この地域の山に入る登山者数が減ってしまいました。

慶應義塾大学では、福島県吾妻連峰の東面に、「吾妻山荘」(写真)を持っており、この小屋は管理人をおき一般の登山者にも公開し、慶應の小屋として親しまれています。

理工学部山岳部では、ソーラセルにより電源を確保でき、衛星電話によって通信機能が保証されたこの山荘を前進基地として、吾妻連峰における放射線、特に、原子炉由来の137Csの崩壊によって生ずるβ線およびγ線強度を測定し、科学的に解析する計画を持っています。吾妻連峰における放射線量測定は様々な団体によって実行され、ホームページ上で公開されてはいますが、不確かさの評価がなされておらず、系統的なデータは未整備と言える状態となっています。

先輩やコーチが指導を行い、理工学部山岳部が行う測定調査として、測定結果を学術的に纏めてゆきます。

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