KSTAC|慶応理工学部体育会山岳部

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夏合宿・白馬岳(後編)

登山 2023.08.24

【前編】の続き

 堂々たる白馬岳から、秘境雪倉・朝日岳へ・・・

 

合宿3日目!白馬岳から望む美しい朝日を眺めたあとは、雄大なる白馬岳を離れて雪倉岳方面に向かいます。途中で小蓮華山・栂池方面への道と別れると、いよいよ人気も少なくなり秘境感の増す道に。雪倉岳周辺に近づくと植生も白馬岳と変わり、存在感のある大きな青い花のタカネマツムシソウや、礫地に小さく咲くコマクサが所々に咲くようになってきます。穏やかな景色が広がる大地を歩いていると、前方からウポポ…ウポポ…の声が。ウポウポ君(雷鳥)との邂逅です!

▲視線の先には…!

雪倉岳の手前の避難小屋でしばしの小休憩の後、登りを一直線に登りきり山頂に着くと白馬岳をはじめとする北アルプスの美しい山々を一望することができました。

▲雪倉岳から旭岳・白馬岳を望む

この日はこののち、朝日小屋まで移動しテント泊の予定だったものの、この道がまた何とも大変!朝日岳麓のう回路「水平歩道」は全く水平ではなくアップダウンの連続で音を上げる部員もいました。会話でもして気をそらしながらとにかく前進します。途中、林でガサゴソと物音がしてすわ熊か?!と震えた瞬間サルが3匹飛び出してくる、というハプニング(?)も。疲れ切った3日目、自炊したトマトパスタと美しい夕景が身に染みわたりました。

▲タカネマツムシソウと美しい夕景

 

4日目はいよいよ登山は最終日。朝日岳に登り、蓮華温泉に向かいます。朝日岳は北アルプスの高峰では最北端に位置し、白馬・立山の山々のみならず背後の日本海も見渡すことが出来ます。滅多にお目にかかれない組合せに部員のテンションもあがります。

▲右に剱岳、左に白馬岳。北アルプスの美形を独り占め。

朝日岳を後にすると、残るは蓮華温泉まで下るだけ。長い下りの末の温泉は…

本当に何もない天然温泉です!

更衣室すらない解放感、すぐそばの源泉帯から湧き上がる湯けむり。皆で(水着ですが)浸かった温泉は旅を締めくくるにふさわしい最高の思い出になりました!

 

(文責:N・K)

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